2014年7月4日金曜日

大手商社の決算(米国とIFRSの差異)


20143月期の有価証券報告書が出揃いましたね。そんななかで、大手商社の決算についての記事に次のようなものが載っていました。

 



日経速報ニュース 2014/06/30

 




 三菱商事と三井物産、伊藤忠商事の総合商社3社は、国際会計基準(IFRS)を使った2014年3月期の純利益の合計が9567億円と、米国会計基準による純利益より2204億円減少した。三菱商などが提出した有価証券報告書で明らかになった。IFRSでは有価証券の売却益を純利益に反映しないうえ、固定資産の減損基準も厳しくなるため利益が目減りした。

 大手商社は14年3月期に資産効率の改善を目指し持ち合い株などの売却を進めた。IFRSでは株式売却益はその他包括利益に計上する。これが三菱商で675億円、伊藤忠で251億円、米国基準に比べて純利益が減る要因になった。

 IFRSは有形固定資産の減損でも早期の計上を求める。資源価格が低迷していることもあり、三菱商はチリの銅鉱山、伊藤忠はブラジルの鉄鉱石鉱山とオーストラリアの石炭鉱山で追加の損失を計上した。

 非上場株式を米国基準では取得した価格で貸借対照表に計上するのに対し、IFRSでは時価で計上するため、自己資本が膨らみやすい。三菱商は自己資本の増加と純利益の減少によって、14年3月期の自己資本利益率(ROE)は7.5%と、米国基準に比べて2ポイント強、低下した。

 

財務諸表の利用者のうち、機関投資家や証券会社などのプロは会計基準の差異は調整して投資判断しているのだろうか。自動調整ツールを持っているかもしれない(完璧なものではないにしても)。一般投資家には難しいことなので、XBRLで自動的に調整してくれればいいのに。

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